雑多注意。
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トッコの昔の話。
季節は春。
まだ生まれたばかりの小さなヤミカラスの頃、うっかり仲間の縄張りから離れて左羽に大けがを負ってしまいました。
そんな時、たまたま近所に住んでいた人間の男の子に拾われました。
幼いヤミカラスはそれから数年間を男の子の元で暮らすことになります。
とは言え男の子は家族に知られてはいけないと、怪我をしている間はこっそりと幼いヤミカラスの面倒を見続けて、それから怪我が回復した後も男の子の家の傍でトッコは暮らしてました。
二人はとても仲良しで、男の子がちょっと歩くたびにトコトコ付いて来るので男の子は幼いヤミカラスのことを「トッコ」と呼びました。トッコは男の子のことを兄弟のように慕いました。
しばらくたったころ、トッコはすっかり元気になり男の子の家の近くに小さな巣を作ってそこで暮らす様になりました、そうして男の子とは夕方~夜にかけて男の子の家へ会いに行くようになりました。
ある日男の子が家族揃って引っ越す事になりました、突然のことでした。
男の子は一人っ子で、体が弱く、あまりポケモンとふれあうことを許されていませんでしたが、ときどき親の目を盗んで部屋を抜け出して森に遊びに行くことがありました。トッコと出会って多少活発になり、外で遊ぶことも許されるようになりましたが時々発作のようなものも持っていました。
突然の引越しは医療設備の整った大きな町へ行くためでした、男のこのことを思った両親の優しさでした。男の子はトッコと別れる事になることに気付き、引越しを当然嫌がりました。
それは二人が出会って暫くたった、夏の終わりの満月の夜のことでした。
トッコはいつものように、男の子のところへやってきました、男の子もいつものようにトッコと遊びました。いままでで一番楽しい日でした、トッコはいつもは途中で寝てしまうことはないのに、その日に限っては楽しくてつい途中で眠りについてしまいました。
男の子はそれを見届けると、荷物をまとめてトッコを部屋に残して両親の元へ行きました。
目が覚めた頃には男の子はもう居ませんでした、その家族みんな居なくなってました。
トッコは待ちました、ずっと待ちました、でも男の子は現れませんでした。
トッコは後悔しました、どうしてあの満月の日に限って眠ってしまったのか、と。
数日たって、ヤミカラスの仲間がトッコを見つけました。そして「ここの人間達はもう遠い町へ行ってしまったよ。」と
ヤミカラスの仲間達はいじわるなヒトたちばかりでした。
ヤミカラスは不幸の象徴、だからあの人間たちは引っ越した、心無いことばかり言ってきます。そのヤミカラスの集団は人間にあまり好意的ではなかったのです。
しばらくして親や兄弟に会わされましたがトッコはどうしてもそのヒトたちを好きになれませんでした。そしてその中で「常闇」という名前を貰いました、ですがトッコはそれを嫌がりました。
しばらくして、未だに仲間に馴染めないトッコを見かねて一匹のドンカラスがトッコのことを引き取りました。
人間を毛嫌いする集団に対して、人間に好意的なトッコは集団から疎まれていました。
そのドンカラスは人間の世界で暮らしていました。ヒトに化けられる者と暮らした方がまだましだと思われたのです。
そのドンカラス♀はヤヅと言いました、彼女もまた集団から嫌われた異端のヒトでした。
ヒトである彼女とヤミカラスのトッコはそれから一緒に暮らしました、ヤヅはトッコに人間のこと、自分が化ける技術をまなんだ場所の事、そして少しだけの化ける術を教えました。
トッコはヤヅの学んだことを、同じ場所で学びたいと思いました、それと同時に出来る事ならあの時の男の子に会いたいとも思いました。そしてポケモン変化専門学園へ通う事を決心しました。
元々化けることに対してはヤヅの手ほどきもあって得意だし、理解もしてます。
ただトッコにとって人間=あの時の男の子、なのでトッコが化けるとどうしてもあの時の男の子に近い年齢の姿にしか化けられません。年齢の割りに幼い姿にしか化けられない事を言われると機嫌を悪くするのはそのせいです。
男の子はひざしの強い日はいつもつばの広い帽子をかぶっていました、トッコの変化媒体もそれにちなんでいます。
満月の日に眠れないのは、その満月の日に眠ってしまったことによって目の前から好きなヒトが居なくなってしまうことに対する恐怖とトラウマのせいです。それはヤヅと居るときも改善されませんでした。ただ元々〔ふみん〕の特性持ちなので本人に支障は無いようです。
(修正:0606)
男の子=出会った当時:10歳くらい ⇒ 引っ越す頃:12・3歳くらい
男の子が引っ越してから十数年経っているので、男の子はもう20代後半くらい。今は出会った町からずっと遠くの町で家族を作り、元気に暮らしてます。
トッコは時々、彼が引っ越したのは病気の悪化=自分のせいと思っていたことがあるので、彼が今でも元気でいることだけを願ってます。
ドンカラス♀烏森夜月(ヤヅキ)
トッコの保護者、人間への化け方を教え学園への進学を勧めました。
人間世界で暮らし、記者として忙しく働いてます。
まだ生まれたばかりの小さなヤミカラスの頃、うっかり仲間の縄張りから離れて左羽に大けがを負ってしまいました。
そんな時、たまたま近所に住んでいた人間の男の子に拾われました。
幼いヤミカラスはそれから数年間を男の子の元で暮らすことになります。
とは言え男の子は家族に知られてはいけないと、怪我をしている間はこっそりと幼いヤミカラスの面倒を見続けて、それから怪我が回復した後も男の子の家の傍でトッコは暮らしてました。
二人はとても仲良しで、男の子がちょっと歩くたびにトコトコ付いて来るので男の子は幼いヤミカラスのことを「トッコ」と呼びました。トッコは男の子のことを兄弟のように慕いました。
しばらくたったころ、トッコはすっかり元気になり男の子の家の近くに小さな巣を作ってそこで暮らす様になりました、そうして男の子とは夕方~夜にかけて男の子の家へ会いに行くようになりました。
ある日男の子が家族揃って引っ越す事になりました、突然のことでした。
男の子は一人っ子で、体が弱く、あまりポケモンとふれあうことを許されていませんでしたが、ときどき親の目を盗んで部屋を抜け出して森に遊びに行くことがありました。トッコと出会って多少活発になり、外で遊ぶことも許されるようになりましたが時々発作のようなものも持っていました。
突然の引越しは医療設備の整った大きな町へ行くためでした、男のこのことを思った両親の優しさでした。男の子はトッコと別れる事になることに気付き、引越しを当然嫌がりました。
それは二人が出会って暫くたった、夏の終わりの満月の夜のことでした。
トッコはいつものように、男の子のところへやってきました、男の子もいつものようにトッコと遊びました。いままでで一番楽しい日でした、トッコはいつもは途中で寝てしまうことはないのに、その日に限っては楽しくてつい途中で眠りについてしまいました。
男の子はそれを見届けると、荷物をまとめてトッコを部屋に残して両親の元へ行きました。
目が覚めた頃には男の子はもう居ませんでした、その家族みんな居なくなってました。
トッコは待ちました、ずっと待ちました、でも男の子は現れませんでした。
トッコは後悔しました、どうしてあの満月の日に限って眠ってしまったのか、と。
数日たって、ヤミカラスの仲間がトッコを見つけました。そして「ここの人間達はもう遠い町へ行ってしまったよ。」と
ヤミカラスの仲間達はいじわるなヒトたちばかりでした。
ヤミカラスは不幸の象徴、だからあの人間たちは引っ越した、心無いことばかり言ってきます。そのヤミカラスの集団は人間にあまり好意的ではなかったのです。
しばらくして親や兄弟に会わされましたがトッコはどうしてもそのヒトたちを好きになれませんでした。そしてその中で「常闇」という名前を貰いました、ですがトッコはそれを嫌がりました。
しばらくして、未だに仲間に馴染めないトッコを見かねて一匹のドンカラスがトッコのことを引き取りました。
人間を毛嫌いする集団に対して、人間に好意的なトッコは集団から疎まれていました。
そのドンカラスは人間の世界で暮らしていました。ヒトに化けられる者と暮らした方がまだましだと思われたのです。
そのドンカラス♀はヤヅと言いました、彼女もまた集団から嫌われた異端のヒトでした。
ヒトである彼女とヤミカラスのトッコはそれから一緒に暮らしました、ヤヅはトッコに人間のこと、自分が化ける技術をまなんだ場所の事、そして少しだけの化ける術を教えました。
トッコはヤヅの学んだことを、同じ場所で学びたいと思いました、それと同時に出来る事ならあの時の男の子に会いたいとも思いました。そしてポケモン変化専門学園へ通う事を決心しました。
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ただトッコにとって人間=あの時の男の子、なのでトッコが化けるとどうしてもあの時の男の子に近い年齢の姿にしか化けられません。年齢の割りに幼い姿にしか化けられない事を言われると機嫌を悪くするのはそのせいです。
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